このレビューはネタバレを含みます
日本人として手放しに絶賛できる映画では無いかもしれないけど、それでもオッペンハイマーという偉大な学者の業績と葛藤を題材にしたこの作品に出会えてよかった！
アメリカ側の動きをトレースしつつもあくまで中立的な視点で難しい題材を扱ってくれたのが伝わってきた
クリストファーノーラン特有の時間並列型の作風と題材が完璧にマッチしていて、最後の｢我々は破壊してしまった｣って台詞に全てが収束していく流れはめちゃめちゃ綺麗に収まっていて良かった
物理学に対する造詣が多少あったから理論パートは楽しく見れたけど、赤狩りに関する知識が足りずに理解しきれてない部分もあるから史実を改めて勉強してからまた見たい
実質物理学界のアベンジャーズだった
