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オッペンハイマーのchopsticksのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
1.2
都内品川IMAXで見ました。アカデミー効果もあり、結構広い映画館の席ほぼ埋まっていました。
自分は祖母が広島出身で呉なんかは旅行で旅した程度でしたが本作はつまらないを通り越してちょっと不快な作品でした。


出演する俳優陣は
ジョシュハートネット、マットデイモン、エミリーブラント、ラミマレックなど。フローレンスピュー(ミッドサマー)が艶っぽいシーンがあったりオッペンハイマーの元同僚のアインシュタイン役(戦場のメリークリスマスのローレンス役)など。
想像していたのは戦時中の戦闘シーンたくさんの中で原爆投下だったのですがそんなことはなく、公聴会でオッペンハイマーがソ連のスパイであったのか?っていう事がストーリーの軸になっており大半です。
実験のシーンは多いものの被曝者の姿などはでてきません。
地味にメメントばりに時間軸が飛んでおりオッペンハイマーが学生時代からどうやってマンハッタン計画に関わったかなどは分かりはしますがとてもわかりにくい。
ノーランの作品はTENETやダークナイトシリーズプレステージや
フォロウイング、インソムニアなんかも見てるんですが幾つか苦手な作品もあって本作はダンケルクに一番近いかなと。歴史ものが好きならハマるかもしれません。あと科学的な要素はインターステラーに近いかな。だから量子力学とか聞いても面白いと思える人なら向いてるかも

自分は3時間は苦痛でエンドロール開始ですぐに映画館を後にしました。原爆開発が成功してアメリカの国民が半狂乱になって喜ぶシーンがあり、なんでこれにアカデミー賞あげたのかなあと。
ロバートダウニーJr.の受賞式の件もあったのであんまりな作品でした。スピルバーグがかつてシンドラーのリストでユダヤ人被害者としてオスカーに輝いたのと対照的に加害者としてのアメリカ、そして加害者国の監督としてアガデミー制覇を見て他の作品で評価されれば良かったのにと思いました。
後味は悪いけど駄作ではないです
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