キングボブ

オッペンハイマーのキングボブのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.7
最も好きな監督であるクリストファー・ノーランの最新作、日本での公開延期、そしてアカデミー賞の独占。
こんなに公開を待ち望んでいた作品も他にない。

そして非常に難解であることもわかっていたので、公開までの1週間は当時の時代背景に、物理学の勉強をしてから鑑賞に臨んだ。

ノーラン作品としては「ダンケルク」以来の史実であるが、テンポの良い展開や難解なストーリーにもかかわらず、3時間があっという間に過ぎる感じは「TENET」を思い出させた。

正直いろんな知識を入れて鑑賞したが、理解できた部分はほんの少しだろう。
それなのに見終わった後の満足度は半端ない。
それがクリストファー・ノーラン監督の凄さであり、「インターステラー」「インセプション」にも共通して言えることである。

おそらく手に入れたパンフレットを読み、色々な人の感想やレビューを見ることでより理解が深まり、さらに評価が高くなるのだろう。

映画館鑑賞は最低条件だが、できたらIMAXなどの音響環境の整った劇場での鑑賞をお勧めしたい。

面白い面白くないを議論する作品ではないが、全人類が見るべき映画。

そしてクリストファー・ノーランは間違いなく天才です。
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