さすが現代映画の最高峰と言わんばかりの怪作でした。恐れいりました。
ただてさえ私のようなパンピーには疎い物理学の専門用語が早口(字幕だとより狂気的)で駆け巡り、そのうえ時間軸までいじくられているとなっては、さすがに情報処理が追いつきませんね。リラックスして映画を見に来たつもりが、がっつりマラソンを走らされたような疲労感が残りました(悪口ではないです)。
この作品は、ノーラン監督の今までの作品以上に作家性が強烈で、大衆に媚びる気ゼロな印象ですので、観る側にある程度の映画教養レベルや社会教養レベルが求められているように思います。
興味ある方はこころして観るべしです。