ちばちばちば

オッペンハイマーのちばちばちばのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.8
やっとだ…一年待ったぞ…!!
と意気込んで放映1日後に見てきました。
TENETでもかなりの集中力を必要としましたが、今回はレベルが違いました…。

【会話劇の連続】&【登場人物の多さ+ファーストネームとラストネームの使い分け】&【3つの時系列が切り替わり続ける】&【シンプルに3時間】という途中置いてけぼりになりそうになりながらも、何とか齧り付いて最後まで見れたのかなと思います。(実際には6回くらい置いてかれました)

見終わって数日経ち、自分なりに噛み砕いて噛み砕いて噛み砕いて感じたことを【ネタバレ無し】の箇条書きで書いてみます。

僕はアホなので多分表面上な事しか書けないので、是非に映画館へ行って見てみてください!
そんで感想とか解説を教えてください!!


●初っ端から轟音。IMAXだったら、どうなってたんや…。

●原爆を取り扱うから日本公開が遅れた(?)という旨を聞いたので、ガッツリ直接的な描写があるかと思いきや全然ない。

●原爆に対してはしっかりと否定的。けれどオッペンハイマーを通して葛藤や後悔などを織り交ぜるので、アメリカ的な視線も組み込んでいる。

●第二次世界大戦下、ナチスは科学を用いた新たな武器「原子力爆弾」を作ろうとしている事が判明。アメリカも負けじと《先に》原爆を作らなければならない…。
アメリカという母国、そして家族や友人が犠牲になってしまう可能性がある中、オッペンハイマーは《作らない》という選択が出来たのか。

被爆国で生まれた私達としては、逆の立場の場合どうしていたのか……。

●原爆が完成に近づくにつれ、感じる焦燥。
もう逃げられない。
それはこの巨大プロジェクトを担う1人の人間オッペンハイマーとして、いや科学者としての危機感なのか。

この実験が《成功してしまった時》、戦争の勝利と引き換えに何を得て、そして失ってしまうのか。

●科学兵器を作ろうとしたナチスが悪い?原爆を作った人が悪い?原爆を落としたアメリカが悪い?最後まで抵抗した日本が悪い?

原爆を落とさなかった場合、本土決戦は必至。そうなった場合、死者はさらに増えていたかも?

●あの問題なった「バーベンハイマー」というミームですが、この映画を見てうえで楽しんでいたのなら正気では無い。

●会話劇が多いけれど、随所に分かりやすい見所はあります。置いていかれても、そこで追いつけます。

●次はどんな映画作るの……?怖いよ…。楽しみとかより怖いよ…。