萩原誠一

オッペンハイマーの萩原誠一のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
-
通常スクリーンの劇場にて観賞。原爆開発の父、天才物理学者オッペンハイマーの生涯を描いた作品。

被爆国日本人の最大のタブーとして日本公開が長らく差し止められていた。でも、この作品からは歴史と対峙するフェアな責任感を感じたし、映画を通じて真実に近づくキッカケを与えてくれる。更に現実はロシアの戦争で核の脅威が高まっているのだから、今日本人が観るべき映画だとも思う。(ただ、ノーラン監督独特な「ストーリーの時間軸を一旦バラバラにして繋ぎ直す編集」だけはとっつき難いかも。)

何処かの国の、芸能プロダクションや権力に忖度する放送局が作る、無邪気な映画とは全然価値が違う。

作品、監督、主演・助演男優、撮影、作曲、編集
アカデミー7部門受賞