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オッペンハイマーのすずやのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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タイムラインごちゃ混ぜ映画としてはかなり見やすい映画だなという印象だった。オッペンハイマーの主観とストローズの主観、そこから派生する回想がかなりはっきり描かれてるし、ふたつのタイムラインが交わる瞬間は上手いなと思った。
核開発・利用と政治思想の絡みがテーマなんだなと…「自分は研究をしてただけ」と言いつつ左翼の運動にもそれとなく参加する、その軽さが目に留まらなかったといえば嘘になるけど、自己矛盾をもはらんだ人間像を描くことこそが人間らしさの表現なのかと思ったりも……きっと、1945年を境に反戦に転じた彼のあり方も彼なんだろうし……

役者陣の豪華さには目を見張るものがあったけど、1番びっくりしたのは1シーンだけ登場したアレックス・ウォルフくんでした……
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