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オッペンハイマーのScriabinのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.0
ロザムンド・パイクのキュリー夫人同様、科学はそれ単体であるのではなく、同時代のパラダイムの中から登場するものだということが強調されていた。キュリー夫人ではアートとの関連でそれを感じたけど、ここでは科学と政治の関係によって描き出されていた。ナチとの戦いというのはお題目にすぎず、結局のところ仕事の奪い合いであることもよく分かった。赤狩りの話になって、ゲイリー・オールドマンのマンクに似てるなと思った。回想型という点でも。

ところで最初の 1. fission 2. fusion って何だったの?なんで1と2だけなの?あと被曝の話が皆無だったのには意図的なものを感じてしまった。
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