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鞄を持った女のScriabinのレビュー・感想・評価

鞄を持った女(1961年製作の映画)
5.0
野村雅夫のcinebarより。

元祖サンプリング監督?めちゃくちゃラストナイトインソーホー的なものを感じた。冒頭でFeverが流れた時点でもう好き。
年上の女性への憧れという点ではラウラ・アントネッリの青い体験とかと見比べしたいけど、初恋の痛みなどと美化できないネオレアリズモを感じた。同情の余地もないくらい愚かだけど、いじらしい貧しく若い女を真正面から描く。現代的には結構批判もありそうだけど、この描き方が好きだしなぜだかこれでいいとも思う。ところでCCいつもこういう元気な下層階級の娘役やってるところしか見てなくて、そろそろ貴族を演じているところも見てみたい。首の長さが高貴さを物語っているから。

ロレンツォ役の声、途中で声優変わった?ってくらい情緒不安定だった。
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