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オッペンハイマーのkh17のネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

メモ
・オッペンハイマーの伝記。彼が何をし、何を感じていたのかを壮大なスケールで。。あくまでもオッペンハイマーの視点のみで描いた素晴らしい作品でした。
・トリニティ実験成功後のオッペンハイマーが良心の呵責に苛まれた姿こそがこの映画の肝なんじゃないかと感じた。世界を破壊したという言葉に原爆の恐ろしさを物語っていたと思う。
・キリアン・マーフィー素晴らしかった。
演説のシーンが特に印象的。成功だと言いつつ、罪悪感を感じているあの表情。見事でした。
→トリニティ実験の前から、本当にこれを作ってよいのかという迷いも上手く描写していたと思う。
・広島や長崎の批判が描かれていなかったなどの批判もあるが、あくまでオッペンハイマーの1人称で描かいているからこそ、より彼の苦悩にフォーカスが充てられていたと感じた。
この規模でノーランでこの俳優陣で、オッペンハイマーの苦悩と原爆による世界の破壊と言い切る映画が作られ、公開されたことに意義があると思う。
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