映画としてめちゃくちゃ面白い。テンポ良いし音楽も良いし。
被爆地の惨状は写されていないけど、原爆の恐ろしさ以前に、戦争の怖さ・アホらしさが全面に出ている。ひとりの人間の命が埃ほどの軽さになることがよくわかる。日本が戦争のできる国になるってことにリアリティが増してる今、見るべき映画だと思う。
あと、劇中で「東京大空襲で10万人死んだけど日本は降伏しなかった」ってことが話されてて、改めてキモ…と思った。10万人死んでもなお、アメリカ相手に戦いを続けてた大日本帝国、バカでアホで愚か。映画を見て、自分の中でやはり日本で生まれ育った人間として怒りを覚えるシーンもたくさんあったけど、植民地をはじめとした外国はもちろん、同じ日本人も多く殺してきた「加害者」であることも忘れちゃいけないと思う。
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2024年18本目
