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オッペンハイマーのEtoのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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待ちに待ったノーラン監督の最新作。
ドキュメンタリー風だが時間軸の使い方はやっぱりノーラン。3つの場面を効果的に観せてくるのはさすが。そしてラストはその場面なのかと舌を巻いた。
あくまで発明者オッペンハイマーを描いている為、積極的に開発する姿勢や葛藤、そして実際に使われた後の心情描写が胸を抉る。賞賛の裏での自己嫌悪。作ったが使い方までは決められない葛藤。そしてそれを責められる苦悩。
そのあたりは投下後、オッペンハイマーと対峙した大統領(ゲイリー・オールドマン)が強烈なインパクトを残す。
主演のキリアン・マーフィーはインセプションやバットマンビギンズ、ダンケルクなどのノーラン監督作品で印象に残る役を演じていたので、今回の主演は個人的にも激アツだったのだが、想像以上の演技をスクリーンで観ることができたのは満足でした。
何よりこの映画がアメリカで大ヒットしたのがすごい。
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