このレビューはネタバレを含みます
SFノーラン作品のような難解さはそもそもなかったけど、自分が歴史と物理学者に弱すぎるせいでキティの言う「あのストローズよ!」がどのストローズかわからず、政治的ないざこざを理解できなかったのが悔しい!!
いつもの迫力のある絵と不穏な強迫感のある音はさすがノーラン作品。個人的にはトリニティ実験がハイライトだった。リアルタイムのカウントダウンからの最早光なのか分からないほどの白い画面と遅れてくる暴力的な音圧で興奮した!と同時に安全圏から原爆を追体験するようで暗い気持ちになった。映画が終わる頃には疲労がすごくて、終わった安堵で少し泣きそうでした。
キリアンマーフィーの表情演技と迫力ある光と影の使い方が印象的だった。
彼が破壊した世界の先で生きる者として…と考えさせられる映画でした。