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オッペンハイマーのmiamiのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.5
音の使いかたに終始震えた3時間
ファスト文化に慣れた脳みそが筋肉痛

理屈、設定、前提、理論に時間をたっぷり使う感じ、
クリストファーノーランの必勝パターン
原爆の描写は最低限に、こちらが持ち得るだろう知識や映像、ないはずの記憶、感情を各々に想起させる演出、さすが
これって一番情報に触れてきてるだろう日本人が一番食らう演出なんじゃないかな

天才だからこそ被害の甚大さがより明確に想定できてしまう、
机上の空論や単なる想像なんかじゃない、
理論屋は発明をするだけで使い方までコントロールできない、
そこに思想は介在しない(すべきではない)
正義ってなんなんだ、、、教えてよサカズキ、、、、

責任を取らせてもらえないってもしかしたらいちばん酷なのかもしれない
発明への好奇心、人間としての道徳、罪悪感、才能、安全保障、野心、悪意、名声、没落、世論、
非凡であることの代償がでかすぎるのでわたしは凡人でよかった

ただ字幕だと意訳が過ぎたり省略され過ぎて拾いきれないところがあるし
疲れでちょっとウトウトしてしまったので(白状)
吹き替えが出たらまた見たい
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