ももんが

オッペンハイマーのももんがのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

・終始悪い夢を見ているようだった
冒頭にピカソの絵とフロイトの話が出た時にもう(あぁだめだ)と感じた
二人に共通しているのは、既存の概念を「破壊」して新しいなにかをつくる事だ
はじめから破壊がテーマですよと見せるのが上手いなとそのシーンで感じた
また、Chim↑Pomの原爆ドームの上でピカッの雲を出すアートに関する本を読んだ時に、今反戦アートで特筆したものがないという話が出ていた
その中で落とした側がオッペンハイマーという作品を出してきて、落とされた側が燻ってるのは既に記憶が風化しつつあるのもあるが悔しい思いがするのが否めない

・物理学300年の集大成がこれかというセリフがあったがこれは本当にそう思う
理論と真理は美しくなくてはいけないと個人的に感じているが、最も美しさを知っているはずの人達がなぜ人類史の中で最もおぞましいものを作ってしまったのか
アインシュタインは美しくないと思ってて参加しなかったのかな 
「神はサイコロを振らない」とのことだが人間(半神)が振ってしまったのが問題なのか
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