あやちまる

オッペンハイマーのあやちまるのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

凄まじい映画でした。

◼️日本生まれ日本育ちですが、いろいろなレビュワーがいうような怒りや憤りは感じませんでした。
1人の科学者にフォーカスして撮られた作品として鑑賞しました。

◼️前半は意味がわからないです。後半になってようやく、前半の出来事もさっくり把握できますが、消化不評な点もちらほらあります。
もう一回観る気にはなりません、、、。

◼️オッペンハイマーは科学者としてあくまでも開発をしただけで、使用には干渉しないというポジションを取っていました。
理論的には正しいとは思いますが、同じ人間であるオッペンハイマーはとんでもない良心の呵責に苦しむという人間臭い人物として描かれていました。
トラウマになってましたね。

実際に使われることも、とんでもない被害を産むことも頭ではわかっていたものの、実感がなかったと言う感じでしょうか。

◼️原爆投下後、"俺たちはやってやったんだぞ!"というシーンはオッペンハイマーの心が引き裂かれるような痛みを感じ、涙が出ました。

これで戦争を止めると言ってることは理解できても、拒絶反応が出てしまうところ、大統領とは違ってサイコじゃないんだなと。

◼️ケンブリッジ大学のシーンは流石に20代前半には見えませんでした。すみませんキリアンさすがに老けておられる。

この時から開発への情熱が強い人物であることが描かれていました。
ロスアラモスの環境なんて、研究者からしたら夢のような環境ですよね。
国内の優秀な科学者をこぞって呼び寄せて、家族と共に過ごし、街を作って研究に勤しむ。
ただ、開発しているのは多くの人を殺してしまうどころか、人類滅亡も可能にする兵器という。

◼️原作を読みたくなりました。

◼️歴史ものは苦手ですがどういう利害関係なのかや、オッペンが何を目的として行動しているのかわかりやすかったと思います。
もっと難しかったら本当に何が何だかわからず意味不明なまま終わったと思います。
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