爆弾を生み出した天災
アカデミー賞を獲得した本作。相変わらず、1回見るだけでは思考が追いつかない。
原子爆弾も人を殺すために生まれた訳では無いのは確か。使い方の問題。
俳優、脚本、音楽の組み合わせが最大級に素晴らしい。この時代に映画館で見る価値があると思わせる。
核分裂の連鎖反応を思わせる人間関係。光と音の迫力。3時間飽きさせない魅力。
キリアンマーフィ、ロバートダウニーJr、マットデイモン、エミリーブラント、全員がアカデミー賞級の存在感だった。
だからこそ、この映画の被害者側の視点を改めて考えて、伝えていかなければならない。
オッペンハイマーの苦悩は、よく理解できたからこそ、その答えを見出す意義があるように思える。
