トムトム

ノースマン 導かれし復讐者のトムトムのレビュー・感想・評価

3.5
「アサシンクリード ヴァルハラ」でレクリエーション感覚で修道院を襲撃していたり「ヴィンランドサガ」が大好きな方にはオススメなバイキング血塗れ復讐劇です。

映画のルックや雰囲気は最高です。

もう絶対に生まれたくない暗黒中世の世界観、まだ神と人が近しい雰囲気にグッときます。

ロバート・エガース監督の画作りのセンスは大好きですね。

イチオシのアニャ・テイラー・ジョイも体を張って頑張っています。
見えそうで見えない、イヤ今見えたと目を凝らした自分を恥じたいです。

その代わり男性陣はモロダシで場面によっては内臓丸出しで体を張ってます。

「なぜ脱ぐ?」とツッコミそうな最終決戦もロバート・エガース監督の神話的な画作りの説得力で納得してしまいました。

逆にオビ=ワンとアナキンも素っ裸で戦うべきだったのでは?と思うほどです。

マチズモの、男尊女卑的な時代の作品だからか逆に女性陣が魅力的でした。

アニャ・テイラー・ジョイのツラ構えもいつもながら凄いんですが、今作はやっぱりニコール・キッドマンがイイ。

まあ役柄的にもオイシイんですが若手のアニャにベテランの凄みを見せつけた感じでしたね。

誰かに積極的には勧めにくいですが大好きな作品でした。

死してなお健在なウィレム・デフォーの顔面力に笑いました。
海外でもあの顔面力は突出しているんですね。
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