ピピン

とら男のピピンのネタバレレビュー・内容・結末

とら男(2021年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

湯布院映画祭

予備知識ゼロで鑑賞。
映画としては全く成立して無い作品だが、不思議と惹かれるものが有った。
この監督には何か光るセンスを感じる。

言うなればこれはドキュメンタリーでもセミドキュメンタリーでも劇映画でも無く、制作陣の思い入れが強過ぎるオナニー映画だ!

劇中、事件に興味を持ち情報を得て行く主人公と観客の得られる情報が全くリンクせず、何をやってるのかさっぱり分からない。

後半に車を使って事件のシミュレーションをする迄、そもそもこの事件がどういう事件だったのかさえよく分からないのだ!

ようやく事件の概要らしき事が理解出来たと思ったら、今度は主人公の女の子がとら男を責め立てて車から出て行ってしまう。
イヤイヤ、そもそもあんたが勝手に興味持って調べてるだけだろ!

その後、何故か企業の面接で訳の分からないトークを繰り広げ、まるで成長物語だったかのような雰囲気を漂わせるのもメチャクチャだ!
片や、とら男は意を決して事件に向き合おうとするが…

まあ、普通にトンデモ映画の領域だと思う。
が、湯布院映画祭で監督、俳優の話を聞き、パーティーでとら男さんと事件の裏事情までたっぷり話す事が出来たので、非常に楽しい時間だった!
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