ジョー・ライト監督らしい豪華絢爛な世界観とミュージカル。
悲劇のラブロマンス、「シラノ・ド・ベルジュラック」をピーター・ディンクレイジ主演で映画化。
いやー、良かったですね。
愛に対しコンプレックスを持つキャラクターを繊細で哀愁ある演技で魅せてくれました。
彼だからこそ活きたキャラクターになりましたね。
言葉が繋ぎ止める関係性、嘘と真実の物語がなんとも切ない。
クリスチャンのとぼけた感じも可愛いし、ロクサーヌの恋に恋する感じもヒロインの存在感が凄い。
エンドロールで彼が使ったであろう言葉の断片が余韻を残します。
アカデミー賞で衣装デザイン賞にノミネートされただけあり、衣装を見るだけで目が嬉しい。
有名な物語をピーター・ディンクレイジという新たな風で生まれ変わらせたのは成功だと思う。
原作者のエドモン・ロスタンの物語を映画化した「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい！」もコメディ映画としてピカイチな面白さなので、合わせて観るとギャップがあって面白いかも。
