【音を頼りに寄り添う、不思議な擬似家族】
音は日常生活においてあちこちに溢れている存在だけど、我々はそれらの音を無意識に"拒絶"してしまっている。例えば会社に行くまでの道のりでイアフォンを耳につけて、外部からの音をシャットアウトしてる...等。
しかし主人公コトは"拒絶"をしない。庭で勝手に家を作って暮らしてた見知らぬ老人(タケ)に対しても。もちろん警察に突き出す事もできたと思う。でもコトはタケを拒絶せずに受け入れた結果、仲間が増え、新たな景色を見ることができたのだと思った。
何より今作とても調理と食事シーンが多く、丁寧に描かれていたのが印象的でした。「そこの調味料取ってや〜」とか細かいやり取りも含めホンモノの家族の食事風景を観ているようで、心暖まりました。....てかケチャップそうめんてどんな味するんだ?!😂