花

イニシェリン島の精霊の花のネタバレレビュー・内容・結末

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「その先には衝撃の結末が待っていた…」ではないと思います!笑
孤島の日常のように、穏やかに、だけど不穏に日々は過ぎていく。勉強不足ですが、島民が皆豊かなのは金持ちの移住先だからですか?1923年にしては、皆服装も華美で娯楽もたくさんあって、カレンダー見る前は今現在のお話かと思っちゃった。
パードリックしつこすぎやろ。調子に乗りすぎや。「本当のバカ」ってドミニクじゃなくてパードリックみたいな男を言うんやろうな。でもこれは私の価値観なわけで。
2人は内戦の象徴だったんでしょうね。近い存在で、どうしても会ってしまう距離で、でも価値観は合わなくて、あいこなんかない、永く続く戦い。ロバの死を善意で「どうでもいいよ」と許す彼は、牧師にまで懺悔した彼の気持ちを、一生分からぬままなんだろうな。
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