なんだろう、すごく静かな映画なんだけれども心をがっしり掴まれて、見終わったあとにその内容を反芻してはじんわりとそのよさを噛み締め、またしばらくして反芻してしまう映画。
人間、その瞬間瞬間に変わっていくもの。それは外的要因があったり内的要因だけだったりもするわけだけれども、わたし自身もそんなことをよく考えるので、コルムの気持ちはよくわかった。
パードリックは困惑するよね、それもわかるんだけど、ほっといてほしいんだよ。
保守的な世界の息苦しさみたいなものにはそこまでフォーカスしすぎず、結局それぞれが自分の心に従って行動しているのがとてもよかった。(警察官のパパはだめだけど!)
キャンドル灯してワインでも片手に、またいつか見直したい映画。