BLUE GIANTの千里のネタバレレビュー・内容・結末

トレイラーにはあまり惹かれなかったのでスルー予定だったが、世間の高評が気になって鑑賞。熱くて泣ける素晴らしい作品だった！

バンド題材の作品て「モテるために始める」という動機のものが多過ぎて、非常に苦手なのだけど、本作は純粋に「ジャズが好きで、ジャズを信じて」始めているところが非常に好感が持てる。

互いの実力を認め合う天才肌の2人と、友人である主人公の演奏を聴いてジャズの魅力に気づく初心者1人という一見アンバランスな主要メンバーなのだけど、それが物語上の人間関係面で旨みを引き出す材料として上手く調理されていたなと。

随所に挟まれる未来場面の台詞から終盤の展開は予想は出来たけど、いざその場面がくると「マジかよ...」と衝撃度は凄かった。そこからの2人でのSo Blueでのライブと3人でのアンコールの熱さよ...！演奏シーンは勿論、たまに映る観客たちの反応も素晴らしくて涙腺崩壊だった。

そしてED後の2人のやりとりにまた涙。最高だよ！！

強いて言うなら演奏シーンの部分部分でのCGについては本作で唯一クオリティがイマイチな部分ではあるけど、それが気にならないレベルで演奏シーンが全体的に熱く素晴らしかった。