きりん

BLUE GIANTのきりんのレビュー・感想・評価

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.4
「世界一のジャズプレイヤーになる」

“世界一”
誰もが一度くらいは安易に発したことあるであろう言葉。
宮本大(テナーサックス)のわずか3年の経験ながら説得力ある力強い演奏に周りの人間が巻き込まれて行く様が痛快だしどんどん惹き込まれて行く🎷🎶猪突猛進だがこいつなら本当になにか起こしてくれるんじゃないかという熱量🔥最高だった!自然と涙が出た😭

“JASS“を組むことになったメンバーも個性ありそれぞれの想いや絆も感動できる。玉田に関してはちょっと都合よくねとも思ったがテンポよく展開させるには仕方ないのかな😅

あと個人的には練習場所を提供してくれたジャズバーのオーナーであるアキコさんの存在がでかい。アキコさんいなければJASSは存在しえなかったように思う。

紙面から音が聴こえてくると言われる原作漫画だけど、まさにそれを体現できる映画となっていて実際には聴くことの出来ない音を奏でてくれた音楽担当のジャズピアニスト上原ひろみには感謝しかない。

ただ音楽以外のシーンはちょっと凡庸で最近のアニメ映画からするとクオリティは落ちるのかなといった印象も受けた。
そうは言ってもやっぱり本作のキモは音楽でありジャズの魅力を伝えるには十分な効果があったように思う。
そう、劇中の10%サラリーマンのように。


🦒きりんメモ🦒
BLUE GIANTとは…
あまりに高温なため赤を通り越し、青く光る巨星。青色巨星のこと。
きりん

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