身体の奥底に響くような、圧倒的な音。JAZZってこんなに迫力があるんだって初めて気づかされた。
物語はよくあるサクセスストーリーの途中って感じではあるけれど、やっぱり王道も悪くない。三人が切磋琢磨し合ってひとつの音を確立していく姿が見ていてわくわくさせられる。嫉妬したり、羨んだり、そういうものをひとつずつ乗り越えて成長していくのは若さゆえなのかな、とも。大人たちの蔑みももろともせず、自らをただ追及していくところはとてもかっこよかった。
何かに夢中になるのは素晴らしいってことを思い起こさせてくれる映画だった。
