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BLUE GIANTのykeyamanのネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

漫画も読んだことなく、事前情報も殆どナシの状態で鑑賞(知ってた情報はジャズプレイヤー目指す漫画なのと、上原ひろみがピアノだってことくらい)

今まで観たアニメ映画の中でも最高だったかもしれない。理由はストーリーと、ジャズを通して伝わってくるこの映画からの大きなメッセージと、演奏・音楽・音色がとにかく熱かったから。(熱い、以外の言葉での形容が難しい、とにかく素晴らしい熱さ。) 全部が素晴らしかった。

ジャズじゃないものの、ピアノ、サックス、ドラムをやったことがあって沢山演奏したことのある身としては、
サックスの音色からその人の努力と思いがまざまざと見えるのが凄くわかるし(大の音を最初に聴くシーンから泣ける)
玉田が最初のステージで、自分だけ全くついていけないあの絶望感と悔しさめちゃくちゃわかるし(その描写がまさしくだった。)
雪祈が1人でピアノを小さい頃からずっとやっていて、バンドを組んで、自分の挫折を味わうあの感じもすんごくわかった。

最後のsoblueの演奏は必然的に涙が出た。
映画の最後の締め台詞も素晴らしい。
もう一度とないその時だけの生演奏。自分の昔のあの演奏、この演奏、のことも思い出させてくれて、熱い気持ちが蘇った。
次の日から目の前のことに精一杯に、出会いや事象、改めてひとつひとつ情熱持って、大切に生きたいと思った。
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