のぞみ

BLUE GIANTののぞみのネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


音楽ってすごい。
こんなに生命力にあふれていて、届いてくるんだという驚き。
色気があって、胸に迫るものがあって。

信じるものは報われる、そんなにあることではないけれど、ただジャズをやりたいと目標を決め、進む3人はとても魅力的で、信じていてよかったとおもわせてくれる演奏はこれまで聴いてきたお客さんにとってたまらないのだろうなと。

天才と凡人の差がいやでもわかる。
努力や信念、すべてを捧げる。
自分を信じることって簡単ではない、その信念を曲げない、見失わないことのつよさに痺れたし感動した。
才能と努力を併せ持つ天才のサックスは青く光る。
火花のように散らばって、ひとのこころを鷲掴みにする。
大という人間のおそろしさを感じた。

ふたりに比べたら未熟な玉田をずっと見守っていたいおじいちゃんよかったなぁ。

そして、ピアノのを弾く雪折とてもすてきだった。
色気あふれて、虜になる。
壁にぶつかって、成長していく彼をただみていたかったともおもうので、あの事故はほんとびっくりだし、ショック大きすぎた。
物語的に必要なことなのかもしれないけれど、フィクション感を感じなくもない。
最初から雪折に好印象を抱いていたからか雪折だけ試練多くない?なんておもったりしてるだけかもしれないけれど。
雪折、またピアノをちゃんと弾くことができるといいな。
のぞみ

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