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BLUE GIANTのmetafisimaniaのネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

クッソ楽しかった!!!
というのが鑑賞直後の正直な感想。
ジャズには疎い私でも、この作品は映画の形をしたジャズだなと感じた。


天才肌と努力家とド素人。
ジャズバンドを組むことになった3人の青年たちを中心に動いていくストーリー。

観る人によって3人の誰かしらに感情移入すると想うが、ひとりに偏らない、それぞれに共感できる魅せ方をしていた。(ワタシ的には玉田くんが可愛くてしょーがないw)

主人公である天才肌のサックス奏者の不思議な存在感に、想いもかけず時代の変化を感じた。ジャズ畑の大先輩たちの視野のその向こうを見据えて達観してる反面、当たり前に努力を惜しまない。ひと昔前ならもう少し泥臭く描かれていそうなキャラが、泥臭くなくスマートな印象。カッコいいとも普通とも取れるがそのどちらでもない、不思議な立ち位置。


他の二人は彼の在り様に魅せられ、その向こうにそれぞれのなりたい自分を見出し共に活動していく。



紆余曲折の果てに、ジャズプレイヤーの聖地のようなステージに立つことになる3人。観てるこっちもワクワクが最高潮!というところで意外すぎるアクシデント!!えーーー!!どーなるの!?からの〜怒涛のLIVE!!


作画なのか演出なのかその全部が功を奏したのか、素人の私には想像が及ばないが、音楽という瞬間の中に永遠を表現するという奇跡をやってのけてくれた!


ラストはピアニスト・雪祈(ゆきのり)と一緒に号泣しながら、あ〜結局3人全員に共感してるわ〜、となるのでしたw
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