このレビューはネタバレを含みます
•雪折になんでジャズに憧れているのか聞かれた大は感情や思いを音で表現できるからと言う。雪折が交通整理のバイト中事故に遭うも、右腕にギブスをはめたままアンコールの曲を3人で演奏する。So Blueでの最初で最後のセッション。夢の舞台で演奏できる喜びと終わる悲しさ。それらが音に乗り言葉ではなく音で感じる。没入感と感動であっという間に『FIRST NOTE』の演奏が終わる。セリフや展開はベタすぎるが、終わってみると真っ直ぐすぎるアニメーションがジャズ音楽のかっこよさを際立たせる。
•最初ギャラも貰えないバーでJASSの初舞台。3ヶ月の玉田のドラムが下手さが分かるように作られている。リズム感がなかったり、叩くタイミングが早かったり、他2人の音楽の雑音になっている。フェスの前座での明らかに馴染めており、ラストのSo Blueではソロパートで上手いと思わせれるぐらいのとんでもない上達を見せる。
•大はずっとJASSのメンバーと一緒に演奏するのではなく、世界一になるために2人から離れる。自分がステージを上げるには残酷でも仲間との別れがつきもの。