ちろる

クリスマス・キャッスルのちろるのレビュー・感想・評価

クリスマス・キャッスル(2021年製作の映画)
3.5
妙齢となったブルック・シールズがヒロインとなって織りなす大人のクリスマスラブストーリー。

クラシックなお城を購入するっていう、このシチュエーションはヨーロッパならではのセレブドリーム。
実際は怖いんだろうけれど、作家になって、静かにお城で過ごすってなんて贅沢なんだろう!

人気作家のソフィーは、世間の色々な声から逃げるようにスコットランドにやってきて、縁のある小さな城の購入しようと決めていた。
しかし、その城の所有者マイルズ公爵は偏屈で、外国人には絶対に売る気はないと良い顔をしない。
折れる様子のないマイルズと衝突しながらなんとか期間限定で一部の部屋に住まわせてもらうことになったソフィーは、予定外に一つ屋根の下水と油の相性のマイルズと住むことになるのだが・・・

ラブの展開としてはよ。ありがちなもの。
目新しいものは何もないが、広大で素朴なスコットランドの大自然を堪能することができるのが見どころ。
ソフィーがコミュ力高いので、誘われて入った編み物の会で、人気者になっていくことで、運命を自分のものにしていく様子が微笑ましく描かれている。
そんでもって編み物の会のメンバーがあったかい。
素直になれないで偏屈ぷりがなかなか抜けない公爵、正直私はめんどくせーなーって思ってときめくことは無かったんだけど、作家のソフィーみたいなタイプには攻略しがいがあるんでしょうね。

中高年の恋愛なので、もっとアダルティな雰囲気になるかと思ったけど、そんな事はなく素朴なスコットランドに見合う可愛げのあるラブストーリーに仕上がっていました。
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