このレビューはネタバレを含みます
シベリア抑留を描きながらも戦争の悲惨さやシベリア抑留の悪辣さを敢えてテーマにせず、どんな過酷な環境にあっても希望を持って生きること、その希望が失われて、絶望の底にあっても強く生きること。そして過酷な環境にあるからこそ、より人間らしく振る舞うこと。それこそが生きることそのもの。
淡々としたストーリー展開にも関わらず、上映時間の長さを感じさせないのはさすが瀬々監督、素晴らしい作品でした。
二宮和也くんと松坂桃李くんの演技はさすがとしか言い様の抜群の演技。北川景子さんの泣きの演技も良かった。