台風飯店

ラーゲリより愛を込めての台風飯店のネタバレレビュー・内容・結末

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

生き方や愛、絆とはなんぞや
「ただ生きるだけではダメ」

はいはい、泣かせに来る系映画ね...
って準備して行ったのに「涙腺ドバーーーーーー」今年観た映画の中でもマジで泣いた。ストーリー的にはありそうなんだけど、実話ベースってことを思うと涙腺ストッパーが無くなる。
ほんとに「事実は小説よりも奇なり」

戦争映画ってよりも、山本という人物を通して生き方について学ぶことが主だった。マジでかっこいい人間なんだけど他の誰とも違わない同じ人間だから余計惚れる。
でも、戦争の残酷さみたいなものもあってあってはならないて再確認させられた。

俳優陣マジでヤバいなwニノはもうアイドルとして見えないくらい凄い。泣く時の唇震える感じとかもう...。個人的MVPは松坂桃李でした。

《ベストシーン》
もちろん、記憶した遺書を届けるシーン。
号泣×4+‪α
記憶した各パートの遺書がそれぞれの人物に適した遺書になってるのはやばかった。
自分が亡き母に伝えたかった言葉を伝える松坂桃李、亡き妻に伝えたかった言葉を送る桐谷健太、特にここは鼻水だらだらで泣いた。そして、文学に精通してる山本が綴る文章が良すぎた。妻に送る1文目が「よくやった、妻よよくやった」は痺れる。

《流れごと好きなシーン》
「戦争が終わっても一等兵」
名前で呼んでください
営倉シーン。南京虫に蝕まれるのが見ててグロすぎる。
「美しい歌にアメリカもロシアもない」この時代にこの考え方すごい。
共産勧誘シーン。
野球シーン。辛いシーンが続く中のこのシーンめっちゃ好き。泣いた。
「生きるには希望が必要」
ハガキ送るシーン。「不平不満のこと書くのはなし」って声かけるの泣いた。
ハガキ返事シーン。いい事ばかりじゃないリアルがきつい。
山本のためにボイコットシーン。「ただ生きてるだけじゃ生きてないのと一緒。強く生きなきゃ」この言葉○
「卑怯者は辞める」
大合唱シーン。
桐谷健太とニノで病名報告シーン。ニノの演技が凄かった。「絶望しないわけないじゃないですか」ってとこで山本も同じ人間なんだって実感する。
「時間が欲しいな」
「戦争って酷いものですよね」当たり前なんだよな。
ダモイシーン。11年てのがヤバい。クロのとこはフィクションかと思ったけど実話に基づいてるそうでびっくり。
「考えたことは誰にも奪えない」
「人の世話にならず、人の世話をする人になれ」
「おかえりなさい」
素晴らしい門出シーン。
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