このレビューはネタバレを含みます
久しぶり大好きなニノの演技映画観で鑑賞できた。
北川景子がどんな格好でも本当にお綺麗。あと本当に希望の象徵だなって思った。モジミは最初名前書き間違えたのかと思った。
山本さん素敵だった。正しくはこの人がみんなの希望の象徵だったんだろうね。
生き方で未来につなげるようってすごく綺麗事に聞こえるけど、それを本当に実現してるのがすごいなと思った。
私事ですが、最近戦争の小説を読んでいたのと、あまりあらすじ知らない状態で見に行ったから、この作品も戦争真っ只中でどういう風に生きたか見たいなお話だと思ったけど、捕虜として過ごした戦後のお話で、歴史一通り勉強したつもりやったけど、全然知らなかった。
当たり前だけど、2時間に収められるから余裕で1年後とかってさらって言うけど、少しでも未来に希望を見出して生きてきた人たちの心情は本当に想像もつかないよね。
案外さらっとしてたけど、松田さんと相沢さんがいつ帰れるかも分からない中で、ドモイ後も会いたい人がもういない状態で何に希望を見出せたのかが全く分からなかったけど、恐らくそれだけ山本さんの存在と、戦争の状態の世界情勢の異常さがあったんだろうと思われる。
人間としての感覚を捨てて、上司の命令を聞いて生き残ってたきた相沢さんが、ある日を境にそれを罪に問われて、周りからも非難されるって本当に戦争とか世界の怖さだなと思った。
色んな人が色んな意見を持ってていいし、絶対的に正しいもの、絶対的に悪いものなんて存在しないはずなのに、信条や倫理？を他者、社会から強制されるのが戦争の恐ろしいところだと思った。
腹一杯食べさせてやりたいってセリフ、本当に食べ物に溢れて捨てることにも慣れた生活に、今後も定期的に聞いて思い出させてほしい。
あと松坂桃李もすごく素敵だった。なんかこの役は絶対に松坂桃李がいいなって思った。
なんか久しぶりに美しいものを見た気がする。
またまた私事ですが、結婚式不要派だったけど、映画のように厳かに行ってちゃんと祖先からの思いとかを引き継いでいく意味合いがあるのならとても素敵だなと思いました。
記憶って人から人から語り継がれる本当に重要なものだと思うけど、やっぱり人間だから忘れてしまったり、他のことに心を忙殺されてしまったりするから、こういう作品を見て思い出したい。
