のんのん

ラーゲリより愛を込めてののんのんのネタバレレビュー・内容・結末

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ。言いたい放題。じゃ、お前が撮ってみろと思っちまいそうな方は読まないでください。



泣ける。自分の感性に泣ける。この映画でも泣けない自分に泣ける。シベリア抑留だぞ、それで泣けないのだぞ。

悲しいなぁ。ハンカチ持って、泣く気満々で行ったのに。

、、、と思ったが、シベリア抑留を一切知らなかった若者が興味を持つという記事を読んだ。それは素晴らしく良いことですわね。

サラッとしか読んでいないが、ニノがこの歴史を伝えたいと思ったそうな。うん、それは大切だ。知名度を有効活用して、こういうことを広められるって、ニノ、生きる意味がある。羨ましいなぁ、ちくしょう。

勝手にリンクって貼ってよいのか知らないが。
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.nippon.com/ja/japan-topics/g02241/amp/%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D

さて、映画だけのこと。
実話を生かしきれていないじゃないかよ。こんなんじゃ、「映像の世紀」でパリは燃えている(だっけ?)の音楽流してくれた方が余程泣ける。

まず、皆さま演技が大袈裟で嫌だったわー。しかし、流浪の月では納得できなかった松坂桃李が一番良かった。安田という俳優も良かった。六大学野球の人。

ルーキーズの人に至っては、喋るなこら!って思うほど腹が立った。あっははは。あの人はパッチギあたりで面白い不良役ぐらいでちょうど良い。

ジャニーズの若い人も、漁船に乗ってた?そしたら連れてこられた?となんだか明るく言っていたが、どのように連れてこられたか、もう少し教えてくれよ!

営倉のシーンだけはわたくし、息ができなくなりそうだったけど。

何故韓国が面白いかって、一人一人の背景を詳しく描くので、観ているうちに、情が移る人間がたくさん出てくるからなのではと思った。韓国映画と比べても仕方ないのだけどね。

「遺書を記憶」のくだりなんて、(そらんずるのことだったのね、あの歌)あんなにみんなで山本さん山本さんって言ってたのに、4人以外の他の人間はどうした?寝静まっているの?というほど出てこない。

きっとあの4人以外にも、メンタル弱いけど生き残ったとか、ドラマがたくさんあるはずなのに。ワンちゃん使って泣かせないでくれよぅ。

とにかくね、もっと観客がうぅぅと感情を揺さぶられる俳優もいるのではないかと疑ってしまう。妻も蒼井優あたりがやってくれ。(むむっ?この感想、前にも書いた気がする。蒼井優あたりがって。)

縁側で突っ伏して泣き出した妻には、思わず、わら、、、いや、感動しなきゃいけないところだったか。ごめんなさい。

例えばですね、この映画の最初の方に出ていた、朝ドラのエールに出ていた人。なんという人かわからないが。あの人が足の悪いジャニーズの役をやってたら、もっともっと上手だったと思う。

こら!!顔で選ぶな、こら!!!と怒りをぶちまけたいぐらいだ。

そうは言っても話しは戻るがこれは本当にあったことだ。

シベリア抑留を経験した人が、現在何名生きていらっしゃるか分からないが、学生はもちろん、そういった普通の人間が、戦争の最大の被害者であることだけは間違い無いなぁ。まあこれはどこの国もどの戦争も共通だけどね。

ナチスと組んでほしい!って一般市民が思ったりしなかっただろうし。普通の農民や学生が戦犯としてシベリアに行かされるのはやはりおかしいなぁ。、、、と思う。

これって、日本もやっぱり狂ってたんじゃないかなぁ、、、と思うけど、経験していないから分からない。

わたしの父が赤ちゃんのとき帰国船に乗った。あ、引き揚げ船というのか?その出来事を、父と何個か離れた父の姉がうっすら記憶していた。満州もどうかと思うけどね。

その伯母も亡くなりました。もっともっと話しを聞いておくべきだった。上に貼ったリンクの、行ってみようかなぁ。

人間はなかなかに残酷だ。もちろん日本人もね。

追記 どなたかの感想を読んだ。クロ、実話なのですってね!上り坂下り坂まさか!!!パンフレットを買わなかったので知らなかった。えーーー。

最後の写真どうしてニノたちだったのよぅ。本物もってこーい。クロ、疑ってごめんよ。
のんのん

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