Yuuka

ラーゲリより愛を込めてのYuukaのネタバレレビュー・内容・結末

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦終戦後の混乱に乗じてロシアに捕虜として捕えられた人たちのヒューマンドラマ。
1人の素晴らしい人格者がいてその人に影響された周りの人たちが個人個人の問題を乗り越えながら生きていく、っていうよくあるやつ。
ほんと出来すぎてるしヒロイズムだなーと思うところもあるけど、過酷な状況下で「人間として生きる」っていうテーマはやはり胸を打つし、戦争嫌だな辛いなという気持ちにはなる。
遺書を、特に関わりが深かった4人が記憶して家族に届けにくるところなんかは、その4人それぞれの痛みとシンクロしてて、うん、上手いこと考えたんだなーという感じ。(母との別れがあった人は主人公の母宛ての遺書を記憶していたり、妻との別れがあった人は妻宛ての遺書を記憶していた。)しかし、帰国するときに犬が追いかけてくるところはやり過ぎかな。。一気に「え!?」ってなった。

それにしても戦争終わってるのに収容所に10年近くも囚われるって酷すぎる。
ロシア憎し、の気持ちがどうしても出てきてしまうな。日本も相当酷いことしたんだと思うけど。
よくない、よくないよ戦争は。
Yuuka

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