ラーゲリより愛を込めてのnago19のネタバレレビュー・内容・結末

シベリア抑留、抑留でなく罪状をでっち上げての捕虜扱い。最長11年、私が生まれる数年前まで帰ってこられなかったんだ。涙するところはたくさんあった。通訳ということでニノの残虐さは描かれずライフイズビューティフルを思い起こさせる人間性、犬との触れ合いもあたたかいけれど現実はもっともっと過酷だったはず。殺されなかったのはたまたま、あの過酷な状況なら自分だけでも助かりたいと思うほうが普通なのに。一言も残せず戦死していった人がほとんどの中、病死で遺書を書く時間があった(一晩で書いたとのこと)のは稀だろうし、記憶してでも伝えようとしてくれる仲間がいたのはやはり特別な人だったんだろうな。遺族の人は誇らしいと思う。