あいす

ラーゲリより愛を込めてのあいすのネタバレレビュー・内容・結末

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

時代は第二次世界大戦後。
二宮和也演じる山本と、一緒のラーゲリにはいった松坂桃李演じる松田や、桐谷健太演じる相沢軍曹と、日本にいる家族との物語。ダモイが早くてもう終わり?!と思ったら二つ目の収容所にスパイ容疑でいれられる山本たち。そこでけんてぃ演じる新谷の純粋な少年と出会う。彼は漁に出ていたら捕まってしまったらしい。
山本はラーゲリという過酷な場においても、他人のことを思いやり、励ます気持ちを忘れなかった。新谷に文字を教えたのも山本だ。山本がはなった、頭の中の記憶は誰にも奪われないという言葉が、最後の伏線に繋がっていた。
山本は喉の癌でやがて息絶えてしまったが、仲間たちが山本の遺書を覚え、原本は没収されてしまったものの家族に遺言を残す事ができた。
ラストまで少し長いと感じたが、ラストが良すぎて評価がとても上がった。
戦争は様々なものを壊してしまうことを改めて感じたが、どんな場所でも山本のように自分らしく生きていきたいものだ。
これが実話をもとに作られただなんて…シベリア勾留のことも知らなかったし、ちゃんと歴史を学ぼうと思った。
あいす

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