このレビューはネタバレを含みます
よくぞ生還した!フィニー!!
弱虫な少年フィニーが殺害された同級生の魂の声を手掛かりに 監禁室から脱出する物語。
ある街で 子供の連続誘拐事件が起こる。主人公フィニーの同級生やいつも守ってくれる友達、いじめてくる不良も誘拐される。
ついにフィニーも誘拐されてしまい、殺人鬼に地下室に閉じ込められる。
そこには小さな天窓とトイレ、ボロボロのベッド。そして繋がらない黒電話。
フィニーは小さな天窓から色々な手口を使って脱出を試みるが、どれも失敗に終わる。
すると 壊れているはずの黒電話に着信のベルが鳴る。出てみると 殺害されたはずの同級生や過去にであった友人と繋がる。
死んでいるはずの友人達も過去にここで監禁されており、様々な脱出法を試み、失敗している。彼らは死に際に得た知識やこの部屋のことについてをフィニーに伝える。
フィニーはそのヒントを頼りに脱出を試みる。
一方 フィニーの妹グウェンのほうも兄を探すために様々なトライをする。予知夢を見ることが出来るグウェンは神頼みや予知夢を使ってフィニーの監禁されている場所をつきとめる。
クライマックスは フィニーをいつも守ってくれていた友人ロビンからの電話。フィニーはロビンから「俺の代わりにおまえがヤツを殺してくれ」と告げられる。電話を片手にロビンはフィニーに犯人の殺し方をレクチャー。
ついにその時は訪れ、フィニーは死闘の末 犯人をぶち殺す!
いじめられていた弱虫のフィニーが戦う姿はたくましく、全てが終わった時のフィニーの顔つきは勇ましく自信に満ち溢れた表情になっていたように思えた。
1人の少年の成長劇ともいえるサイコスリラー映画だった。わかりやすい物語で、尺もちょうど良かった。