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デューン 砂の惑星PART2のUCのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.5
2021年公開の『デューン』の続編。
IMAX先行上映で鑑賞。

映像や音響は現行最強レベル!フルIMAX画角のシーンも多いので絶対にグラシネIMAX案件!

本作を観る前に前作を復習。説明がない単語は一時停止して検索しながら観たから、今回は「今の単語は何?」とかにはならずに済んだので前作のように意味が分からないことはなかった。
新語はフェダイキン(フレメンの戦士)位かな。あとはポールの別名が2つ、チャニも1つ追加。この映画、ほぼ同じ意味で呼称が3つ位ある事象が多すぎて初見殺しが過ぎる。

前作より戦闘シーンが増えて良かった。だが上映時間こんな長いのに、観たかったシーンやっと来た〜!→えっ!もう終わり?ってのが多い。
待ちに待った最後の合戦シーン短っ!各陣営の優劣の変遷を1ターン位はやってくれよ。まず人だけで攻めるもピンチ→サンドワーム参戦!みたいな。こんな真っ向から攻め入って勝てるんなら、救世主伝説の流布とか回りくどい事やらんでももっと前に勝てたんじゃ…。ガーニイvsラッバーンも短っ!サノスvsドラックスだよ?もっと楽しませてくれよ!
ポールvsフェイド=ラウサはちゃんと尺とってあったが、合計約5時間半の総括的な決闘にしては狭い部屋で相変わらずモッサリな殺陣でそこまで盛り上がらず。こんな扱いならラッバーンとフェイド=ラウサ、1人のキャラに統合して親父殺しの実行犯とかにしてポールと因縁深めて良かった気もする。

この映画、基本失敗もなくポール側の全てが上手く行く。なろう系主人公最強。登場人物に等身大のキャラがいないから感情移入できるキャラも皆無。

映像と音楽はIMAXで観る価値の映像ばかりで、その鑑賞体験だけでも料金の元は取れる楽しさはあるが、話はハマらないままだったなぁ。

原作小説は6巻あって、ポールが主役の3作目までは映画化したいって監督は希望してるらしいから、もう1作ありそう。
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