このレビューはネタバレを含みます
序盤のフレメンとして認められるまでが一番おもろいやん。まぁほぼ『アバター』なんだけど。
前作の好きなところは、ハードSF的なリアリティのある文化やガジェットがみれるところ。今作も最初の浮遊しだすハルコンネン兵とか、サンドワームそうやって乗るんだとか、結局はそういうところが一番楽しかった。
中盤以降の、母上の思惑がありつつ、ポールが崇められるようになって、命の水を飲んで指導者になる…という展開は楽しめはしたものの、全力でノレたかというとそうでもないかなぁという感じ。
王道な貴種流離譚だと勝手に思ってたので、王道好きの自分は少し困惑しながら観てた。
でもこの作品は、望まず「全宇宙の中心となる存在」のレールに立たされてしまった青年という、王道を逆手に取ったような話をやってたんですね。今作でやっとわかった。そう考えると面白いことしてるな。
話の筋を理解した今もう一回観たらもっと面白いかも。続編の公開前にまた観よう。
Part3は全力で楽しめるような気がしてきた。