このレビューはネタバレを含みます
[乗るしかない、このサンドワームに！] 60点
前作にはそこまで惹かれなかったものの、アニャさんが出るならとアニャさんを浴びに初日IMAXまで突撃して、結局5秒くらいしか登場しなかったので泣いて帰っている(上映前の『フュリオサ』予告編の方がいっぱい出てたよ…)。物語は前作以上に宗教と血統みたいな話が色濃くなり、ムアディブを取るかアトレイデスを取るかでクヨクヨするシャラメの顔ドアップが延々…みたいな映画で、残りは代わり映えのしない砂漠…というなんとも眠すぎる映像の羅列だった。もしかしたら、IMAXデカすぎてどこ見ていいか分からん人に配慮してたのかもしれん。イルーランの語り、ジェシカの語る救世主の物語、儀式で見えた過去の血統まですべて物語に帰着するあたり、『聖なる証』っぽいなと(あれもフローレンス・ピュー出てたしキリスト教の話だし…？)。それにしても結局宗教家をアドバイザーとして国を統治しようとするのとか、これまでと一緒やん。なんだかんだ面白かったのは冒頭でヌルッと重力無視したハルコンネンボーイズがあっさり重力に負けて降ってくるとこか。惑星で戦うからには重力に反抗したら死ぬってか(まぁラストで惑星軌道上にいる他の大領主家に喧嘩吹っ掛けるんですがね、砂漠の民が)。それにしてもサンドワームですよ。あれどうやって降りんのよ。人類と友達になりたいけど、じゃれ方が人類向きじゃないだけ説あるから、意外と言う事聞いてくれるのかもな。
