ゆきゆき

デューン 砂の惑星PART2のゆきゆきのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.5
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『DUNE』の2作目。前作以上の雄大なスケール感の映像と音響は、IMAXスクリーンに映えることなんの。運命の歯車が次々と噛み合い、ポールは望まぬ部分もありながら救世主として祭り上げられ、フレメンと共に戦いに投じていく。

フェイド・ラウサ役のオースティン・バトラーは素晴らしい演技だったが、ここだけはデヴィッド・リンチ版でのスティングに軍配が上がるな。正直フェイド自体はポールのライバルとなるには力不足。彼の描写を丁寧に描いた結果、小物キャラの部分が際立ってしまっていた。小物臭がするキャラクター像はデヴィッド・リンチ版もだったが、そこを補って説得を持たせていたのが演じたスティングのカリスマ感だった。こればっかりは作風の違いなのでどうしようもないのだが。

全編通して展開の1秒1秒に目が離せず、3時間近くあるのにずっと物語に没頭してしまいました。
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