律

デューン 砂の惑星PART2の律のネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

前作と比較すると圧倒的な面白さと満足感。前作は重厚なシーンが続いて重たい印象があったけど今作はユーモアが効いた会話がところどころあり、力を抜いて(もちろんときどきは果てしなく緊張しながら)物語の世界に没頭することができた。
主人公が母親の庇護下から離れて自分の力を覚醒させ、仲間の信頼を得て共闘し、他人を愛することを知って、主体性のある展開になってくるとやっぱり面白い。
その一方でスピリチュアルな影が足を引きずるようにずっとついてきて、母親はベネゲセリットの出身ではあるけどもベネの人たちが見ている未来とはまた別の何かを切り開こうとしているのかな…と感じる。
こういうヒーローものってヒロインが都合の良い存在になりがちだけど、チャニは全然そんなことがなく、彼女自身の信念があり決してポールを全肯定する存在ではないということがとても安心出来る。
新しい登場人物も続々出てきて、次作が楽しみ。
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