額に「死」は流石に笑うだろ...
世の中に溢れる『グレイヴ・エンカウンターズ』ライクな作品の中でも、かなり上位に入る作品だと思う
テンポは良いし、お約束を守りつつも独自性も感じるし
POVモノだけどギリギリ酔わない位のカメラワークだし見易いライティングしてる…作中のカメラマン優秀なんだろうなぁ...
心霊現象も「それやるか...」と言いたくなる様な超王道な物の中に、良い感じに気味悪いものや楽しい位アグレッシブなものがあって、塩梅が良かった
それとペルーの映画は恐らくこれが初めてだが、思えばペルーの知識はマチュピチュやクスコと言ったインカ文明の事や日系人が多い国だって事位しか知らず
現代のペルーの空気感が伺える気がして中々楽しい(あまり洋画で見かけないプロボックスとか国産の商用車が妙に多く走ってたりしたし)
変に古風な日本の文化に移住した時代との関連があるのかなとか、出てくるミイラはインカ文明の影響かなとかもね
でもまあ何より引っかかるのは「死」なんだよね...
海外から見たら模様や記号の様で違和感無いと思うけど、日常的に漢字使ってる身からするとシュールでもう...
額に死なんて安っぽいプロレスラーかブラックメタルかいじめられてるみたいじゃん
しかも、発売元の悪ふざけか何か分からないけどジャケットのど真ん中に「死」だけじゃ止まらず、DVDのトップメニューでの選択カーソルまで「死」で笑っちまうよ
そんな真面目だけどシュールなギャグにも見える所も含めて楽しめた
満足!
