ねぼ

カッコーの巣の上でのねぼのレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
3.8
ああ…情緒が…。中心人物は勿論マクマーフィなのだが、物語の肝はチーフが握っている。

マクマーフィがやって来て患者達が人間らしさ(良くも悪くも)を取り戻したのも事実。そして、婦長のやり方が間違っていたとも言い切れない。

健常者/障碍者の問題は未だセンシティブな要素を孕んでいる。精神に由来するものはさらに顕著。臭い物に蓋をするような態度は論外だとして、腫れ物に触れるように過剰に神経質になるのもどうなのか。その点、マクマーフィの態度は粗雑だが誰に対しても平等。悪徳であったとしても、それを享受する権利は万人にある。
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