ねぼさんの映画レビュー・感想・評価

ねぼ

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メメント(2000年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

逆行していくカラーパートと順行していくモノクロパート。ラストで2つの時間軸が交わるカタルシス。徐々に情報が繋がっていくのが堪らんです。
物語としては後味悪めのストーリーだけど..というか登場人物みんな
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.8

原作既読だけど良い具合に記憶薄れてて、割と新鮮な気持ちで観れたのが良かった。なんでもない街の風景とゴリゴリSFチックな異物が共存している画が堪らん..。

EDが想像以上に格好良くてニッコリ!後章も観
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道成寺(1976年製作の映画)

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乱れる髪と女の執念。人形でここまで表現するのが凄い。

(1973年製作の映画)

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蘇東坡の詩で始まり蘇東坡の詩で終わる。

シュルレアリスム的世界にはキリスト始め西洋的なイコンが散りばめられていたように感じるが、最後は仏教に帰結する。

解釈の余地が無限にありそうなので他の方のレビ
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ねこぢる草(2000年製作の映画)

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ぼけーっと映像を観ていると不思議と心地よい。安眠。

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

全てが刺さった…。絶望的なのにどこか希望を感じざるを得ない。

ロードムービーならではの地理的な移動と心理的な移動。抑圧→自由への推移は心地良くなんだか泣きそう。

最後のキスシーンが全て。今まで観て
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.8

ああ…情緒が…。中心人物は勿論マクマーフィなのだが、物語の肝はチーフが握っている。

マクマーフィがやって来て患者達が人間らしさ(良くも悪くも)を取り戻したのも事実。そして、婦長のやり方が間違っていた
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雨月物語(1953年製作の映画)

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妖艶凄艶艶姿。京マチ子さん恐るべし。ときに妖女のように婀娜っぽくときに少女のようにあどけない。まさに宿命の女、Femme fatale..。
全てを捨ててでも、破滅することがわかっていても、逃れられぬ
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

2.7

オテサーネク=チェコ民話に登場する木の怪物、だそうです。

チェコ映画特有のロリ描写は一体何なんだ。生理的嫌悪を抱くジメッとしたシーンが多い。中でも頻繁に挿入される食事のカット。食事って本来人前ですべ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.7

中学生の頃に『キック・アス』を観てしまってからというもの、今でもこういう類いの映画が好き好き大好きです。私の中の少年が声を上げました。最高。

ソナチネ(1993年製作の映画)

3.9

死という最も非日常的な事象が日常に溶け込む狂気。静謐で牧歌的な風景と無機質なバイオレンス。死の香りが常に漂い安らかなシーンでも緊張感が解けることはない。
「あんまり死ぬの怖がるとな、死にたくなっちゃう
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

肥大化した自意識。斜に構えた態度。人と違った趣味を愛好しアイデンティティを形成する。世間と折り合うためには自分らしさを捨てなければならない。このままじゃいけないことはわかっている。でも、どうにも上手く>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.5

夜の渋谷でこの映画を観る。余韻に浸りながら目の前の喫煙所で煙草を吸う。こんな贅沢をする月曜日があってもいい。

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

モナ・リザの笑顔が超カワイイ!!
自称DJ、絶対ろくでもない奴だと思ってたよ、ごめんね。作中で一番格好良い男でした(ストリップのおじさんもね)。
特製プレイリストをぜひ私にも共有してくれ。とりあえず明
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

2.7

思ってた以上に図書館映画だった。職業柄そこに反応してしまった。

BLOOD THE LAST VAMPIRE(2000年製作の映画)

3.2

セーラー服と日本刀の組み合わせは、やはりフェティシズムを刺激する。超格好良いけど些か物足りないのも事実。キル・ビル好きとしては外せない作品。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

2.9

戦争映画を観るたびに思う。自分がここにいたら何を思うのか。

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

久々にクる映画だった。映像の綺麗さと陽気な音楽が狂気を際立たせる。車椅子で煙草吸ってるシーンはちょっと笑ったけど。凄く嫌な映画(褒めてる)。

ドント・クライ プリティ・ガールズ!(1970年製作の映画)

2.8

東欧及び共産圏にロマンがある。抑圧された社会で萌芽した恋愛の重みは非共産圏のそれとは違う…気がする。
 

憂国(1966年製作の映画)

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原作既読。初めて『憂国』を読んだときの衝撃は忘れられない。あれほど緊張した読書は未だかつてなかった。

監督から主演まで三島由紀夫。ナルシシズムと美学をこれでもかと感じる。面白いとかつまらないとかそう
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

2.6

ゾンビにレコード投げつける映画これだけじゃない?極限状態でもQueen流されたら多分俺もノッちゃうわ。

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.6

こういう何も考えずに観れるバカみたいな(褒めてる)映画が一番良い。音楽が普通に格好良い。さすがエドガー・ライト監督。

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.8

ジャンゴ!!なんてカッコいいんだ!!そして終わり方が最高。デスプルーフの次くらいに好きな終わり方。

食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

2.8

スプラッターホラーというより西洋至上主義への強烈な皮肉、復讐劇だったな。思ってたよりグロテスクなシーンはないけど、動物のシーンはエグいな…。あれ本当に殺してるのか…。

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画を通して異国の日常を垣間見るのが堪らなく好きだ。広大な草原。ロシア的な、どこか物寂しい街並み。アダルトショップの刺激的なネオン。

主役の子の垢抜け方が凄い。物語が進むにつれて服装にも個性が出てき
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プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.1

過剰なグロとバイオレンスでお腹いっぱい。ポニーテールのモブ保安官が好きでした。ほぼ出番なかったけど。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.4

緊張感ある会話劇とぶっ飛んだバイオレンスのバランスがとても良い。

WASABI(2001年製作の映画)

2.8

ストーリーは大味だけど、広末涼子が可愛いから全部許せる。さすがに可愛過ぎる。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

血飛沫たくさんで大満足。さすがに玉吹っ飛ばされるのは勘弁だけどね。

ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.6

殺しまくろうぜ!!暴力的でサイケで純愛。カラーと白黒、サブリミナル。脳ミソを直にかき混ぜられるような映像が堪らん。