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カッコーの巣の上でのfishmuttonのネタバレレビュー・内容・結末

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

良かった。
苦さ、苦しさが残ったので☆4.5。

ある男の生と死と友情の物語。
魂の熱の伝播って感じ。

ジャック・ニコルソン(マクマーフィ)のカリスマ性が光る。絶対関わりたくはないが、憎めないキャラ。
あそこで寝ちゃうんだね・・・笑
置いていけなかったんだね・・・泣
チーフ・・・漢。
ビリー・・・。

ロボトミー手術=彼を象徴する自由な魂(人格)の死が、辛い。一方で、チーフが彼の魂を受け取ったのは熱い。

ビリーは母親の支配のせいで大人に成りきれず(精神的自立が出来ずに)苦しみ死んだ、と私は受け取った。追い詰めたのはマクマーフィじゃなく婦長だろ。だからマクマーフィもキレたんだろうし。十分に成熟してるであろう青年の女関係に口出す、しかも入院させちゃう母親に引いた。まあ惚れっぽくて頼りないビリーはとても心配だけども。

チーフの役者さん、身長201cmらしい。デカいな。

当時はどうかわからんが、電気ショック療法のときは全身麻酔するらしい。良かった。じゃなきゃ虐待だよ。
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