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ゴヤの名画と優しい泥棒のcardamonのレビュー・感想・評価

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)
3.3
1961年のイギリス、街やファッションに時代感がよく出ていて、とても好きな雰囲気!

さて実話ベースの本作、中盤までは今一つかなーと思っていたが、裁判シーンからは俄然引き込まれた。バントン氏がユーモアのセンスで検察官を煙に巻くのが面白い。でも裁判も佳境に入ると、ある点の追求が杜撰過ぎて拍子抜け(これ、結構重要なポイントだと思うんだけど)。やっぱり時代だったのかな~。しかし盗んだ理由が理由だっただけに世論を味方にしたのは強い。

ヘレン・ミレンは苦労人の庶民を演じても、誇り高き女王を演じても見事になり切る。もはや職人芸とも言える域。
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