狭須があこ

アンビュランスの狭須があこのレビュー・感想・評価

アンビュランス(2022年製作の映画)
3.4
「マイケルベイはアクションだけ」みたいに思われるの、イヤなんだろうなぁ…

人間ドラマを描こうとしたっぽいけど、登場人物の数、多すぎ。
今どこで何してるんかわかりづらすぎ
救急車乗るまで長すぎ
会話シーンのカメラワーク悪すぎ。
申し訳ないけど全体的には凡作以下。
前半ちょっと意識飛んじゃった

しかしアクションシーンになった瞬間、ただ者じゃないクオリティ。
逃走、銃撃、カーチェイス。
残念ながら、これが才能。
目を瞑ってもマイケルベイ。

いやもうな、アクションにストーリーが大敗北。やり過ぎなんだわ。
そこまでメチャクチャしたらな、「でもいい人だから…」では取り返しつかないんよ。そのストーリーはな、無理なんよマイケルベイ

逆にこれで取り返しつくと思ってる倫理観が心配で笑ってしまった
その結末でそれやったら、百パーバレるよマイケルベイ。
現在の「映画監督になってくれて良かった監督」ナンバーワン。この価値観で他の仕事についてなくてよかったよな…

未だに才能を諦めない、飽くなき挑戦心は好きです。
でもここまで明らかだと、泣けちゃう…
何でこんなにアクションの才能があるんだろね…


追記

マイケルベイのインタビュー見たら「アクションに納得できていない。まだやれることがあった」って言っててめちゃくちゃ面白かった

あの出来で人間ドラマのひどさじゃなくてアクションの方反省してんの、まじのマジモン過ぎて最高
狭須があこ

狭須があこ